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"部外者会長の逆襲" 第10話

しばらく黙った。

「ありがとうございます」

「勘違いしないでください」

私は言った。

「私への謝罪で決めたことではありません。会社として改善できるかどうかを見ます」

「承しました」

それが。

私が会社員として最に。

央アドプランニングと交わした仕事の会話になった。

方。

獅倉への処分は。

甘くなかった。

顧客報の適切利用。

アカウントの使用。

当な業務配分。

成果の偽装。

注先との利益相反。

経費申請。

複数の問題がなり。

懲戒解雇となった。

制作会社側でも内部調査が始まったと聞いた。

戸塚は。

期の止処分。

正式に戻るも提示されたが。

自分から退職した。

その

度だけメールが来た。

《別の会社で、もうからやり直します。

今度は、に押し付けて楽をするのではなく、自分で仕事を覚えます》

返事は。

《頑張って》

それだけにした。

獅倉からも。

退職

連絡が来た。

私ではなく。

レイヴン社へ。

面会希望。

織から聞いた

最初は断ろうとった。

それでも。

度だけ。

会うことにした。

ぶりに見た獅倉は。

ずいぶんさく見えた。

「契約、完全には切らなかったんだって?」

「はい」

「何で?」

「関係のない社員まで罰する理由がないので」

獅倉は。

しばらく俯いていた。

「俺だけ」

掠れた声。

「全部失った」

私は答えなかった。

「仕事も。

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信用も。友達の会社にも迷惑かけて」

「そうですね」

しくらい、やり直せないのか?」

なら。

ったかもしれない。

でも。

今は。

ただ議だった。

このは。

まで。

誰かが自分を救ってくれる提で話している。

「獅倉さん」

「何?」

「私があなたを元に戻すことはできません」

彼が顔をげる。

「でも、自分でやり直すことならできるといます」

「説教かよ」

「いいえ」

私は首を振った。

「私にはもう関係ない、という話です」

獅倉は。

何も言わなかった。

私はがった。

「今度こそ、関係者ではありませんから」

皮肉を言うつもりはなかった。

でも。

言葉にすると。

あの会の夜をした。

獅倉も。

同じだったらしい。

顔を伏せた。

私は。

それ以

何も言わず部た。

それからが経った。

私は今もレイヴン・セキュリティの会をしている。ただ、以より役員会で細かいしをすることは減った。信頼して任せることと、何も見ないことは違う。その線引きを、しずつ覚えている。

航平はさなWeb広告会社をげた。

社員はまだ

代理のような華やかな案件はない。

域の

さなメーカー。

しくす個事業主。

件ずつ話を聞き。

できないことはできないと言う。

ではないが。

航平らしい会社になった。

私は週にほど。

契約管理や提案資料の理を伝っている。

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「会に事務やらせていいんですか?」

社員に言われたことがある。

「これが本職みたいなものだから」

そう答えると。

航平が横から。

「資料触らせたら俺より厳しいよ」

と言って笑った。

末。

航平の会社で。

さな忘会をくことになった。

所は。

会社くの居酒

ぶりに座敷へ入った

あののことを。

しだけした。

でも。

議と胸は痛まなかった。

の社員。

アルバイト。

いつも夜に事務所を掃除してくれている清掃会社の女性。

伝ってくれるフリーランスのカメラマン。

航平が。

参加者表を見ながら。

員へ数を伝えていた。

が聞いた。

「社も呼ぶんですか?」

「うん」

「社員だけじゃなくて?」

航平が。

私を見た。

し笑う。

「今緒に仕事してくれたは、みんな関係者だろ」

私は。

わず笑った。

かけて。

ようやく。

あの言葉を。

好きになれる気がした。

宴会の途

スマートフォンが震えた。

織から。

《会の役員会資料について点ご確認をお願いいたします》

私は返信した。

《今は休み。の朝見る》

数秒

《承しました。珍しいですね》

余計な言が返ってきた。

わず笑う。

隣で航平が聞いた。

織さん?」

「うん」

「仕事?」

でいいって言った」

「成したな」

「うるさい」

料理が運ばれてくる。

誰かがグラスを倒し。

が慌てて布巾を取りにく。

カメラマンが。

「仕事じゃないから撮らない」

と言いながら。

結局スマートフォンをす。

私は。

その雑然とした景を見た。

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