"特大おにぎりの恩返し" 第14話
若い社員が顔をした。
「社、午の現ってきます」
「昼った?」
「なくて」
「おい」
「コンビニ寄ります」
俺は。
元の包みを見る。
残り個。
かなりきい。
瞬。
昔の自分なら。
絶対に渡さなかっただろうとった。
「これ持ってけ」
社員が目を丸くした。
「いいんですか?」
「個あるから」
「でかっ」
わず。
笑ってしまった。
「文句言うなら返せ」
「いや、いただきます!」
社員は両で受け取り。
嬉しそうにていった。
俺は。
になった事務所で。
しばらく笑っていた。
ばあちゃん。
結局。
まだ続いてるよ。
あんたが握ったおにぎり。
俺が亜美へ渡して。
亜美が子供たちへ渡して。
太が友達へ分けて。
今度は。
俺が社員へ渡した。
げさなことじゃない。
世界が変わるわけでもない。
たった。
たった個。
でも。
腹が空いているにべるおにぎりは。
がっているより。
しだけ。
を温める。
俺は。
窓のを見た。
会社の駐を。
若い社員がっていく。
片には。
亜美が握った特の梅干しおにぎり。
20以。
学4の俺は。
自分の昼飯が減ることを。
ほんのしだけ惜しみながら。
隣にいた女の子へ言った。
「緒にべよう」
あのは。
らなかった。
その言葉が。
20。
俺の妻になったの胸に残り。
子供たちが集まる堂になり。
俺たちの族のになり。
さらにまた。
別の誰かへ渡っていくことを。
きっと。
これから先も。
誰かがお腹を空かせる。
でも。
その隣に。
個く持っている誰かがいるかもしれない。
そういう。
難しい言葉なんて。
いらないのだとう。
「べる?」
「緒にべよう」
それだけでいい。
ばあちゃんが俺に教えたことを。
俺は。
ずいぶん回りして。
ようやく分かった。
あの。
俺が亜美へ渡した特の梅干しおにぎりは。
20以経った今も。
まだなくなっていない。
からへ。
卓から卓へ。
渡されながら。
今も。
どこかの誰かの腹と。
しだけ寂しかったを。
ちゃんと満たしている。
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