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"消えた妻、11年後の再会" 第3話

所説できず】

それでも医療関へ正式に搬送された記録はなかった。

青葉ホームと付きいのあった医師が数回診察しただけで、そのは施設内で活していた。

「なぜ警察へ届けなかったんですか」

庭は、

庭の事だと聞いていた」

と答えた。

「誰から?」

また沈黙した。

「川さんからです」

施設で働き始めて目だった社会福祉士の藤井奈緒は、その説に違を持った。

ユキは族から逃げている女性には見えなかった。

族の話をすると定になるわけでもない。

むしろ男性の名つだけ繰り返していた。

修平。

それに、んでいるはずなのに、民票も保険証もない。

は毎か振り込みで支払われていたため、現の職員はく考えなかったという。

奈緒は県警へ相談した。

からの女性がいます」

警察は失踪者資料との照を始めた。

齢。

失踪期。

ち。

〇〇に神奈川県内で届けのあった女性。

件のから、件が残った。

瀬由紀子】

失踪歳。

横浜

夜、同窓会から帰宅せず。

写真の女性は、現のユキよりずっと若かった。

髪も黒い。

頬もふっくらしている。

それでも目元との形はよく似ていた。

何より、夫の名

瀬修平】

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担当刑事は、資料をしばらく見たままかなかった。

の失踪届には、修平の連絡先が残っていた。

話番号は変わっている。

所も度移転していた。

だが照会を続けると、現の連絡先が分かった。

修平の携帯話が鳴った。

瀬修平さんでしょうか」

「はい」

「神奈川県警の者です」

修平は瞬、返事ができなかった。

経っても、

「警察です」

という話には体が先に反応した。

「奥様の件で、確認していただきたいことがあります」

修平は子に座った。

「見つかったんですか」

話の向こうは、すぐには答えなかった。

「まだ正式には確認できていません」

きてるんですか」

沈黙。

それから刑事が言った。

「その能性があります」

修平はテーブルの端を握った。

聞き違いだとった。

度も具体掛かりがなかった。

似た女性を見た。

駅にいた。

温泉で働いていた。

国へったらしい。

何度も期待し、何度も違った。

「どこに?」

梨県内の施設です」

「どうして?」

「今、調べています」

「本は何て言ってるんですか」

刑事はを置いた。

「ご主のお名いています」

「え?」

「修平、と」

修平は何も言えなくなった。

すぐに会わせてもらうことはできなかった。

女性は傷の遺症とみられる認・言語障害があり、環境が急に変わると混乱する能性がある。

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まず元確認が必だった。

由紀子には、静岡県にの姉がいた。

失踪、修平と緒に何度も捜索へ参加しただった。

姉の協力を得て血縁関係を調べることになった。

結果がるまでほどかかった。

修平は県警へ呼ばれた。

担当刑事は枚の類を机に置いた。

「青葉ホームで保護された女性と、由紀子さんのお姉様とのに、姉妹として矛盾しない血縁関係が確認されました」

修平は類を見た。

読めなかった。

文字が目に入っているのに、にならない。

「つまり」

やっと言った。

刑事が頷いた。

瀬由紀子さんです」

の夜。

同窓会へってくると言ってた妻は、

んでいなかった。

もしていなかった。

修平から百キロほどれた施設で、

きていた。

 

由紀子が見つかったというらせを受けても、修平には実がなかった。

きている。

その言葉だけなら、何度も像してきた。

だが像のの由紀子は、歳のままだった。

玄関で紺のジャケットを着て、

ってきます」

と言った妻。

実際に見つかった由紀子は、歳になっていた。

ではなく、ほど老けたようにも見えた。

施設が撮った現の写真を見せられた、修平は最初、別だとった。

頬が痩せている。

側の元ががっている。

髪にはいものがい。

「本当に由紀子なんですか」

自分でもおかしな質問だとった。

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