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完結第15話
介護で表彰される嫁――私は認知症に仕立てられた
手首を骨折し、息子夫婦の家へ身を寄せた68歳の文江。嫁・沙耶香は、物忘れが進んだ姑を献身的に介護しているように見せ、日常を動画で配信していた。 だが文江は認知症ではなかった。砂糖と塩を入れ替え、スマートフォンを隠し、同じ質問を繰り返すよう指示する――すべては再生数と広告収入を得るための演出だった。しかも息子も、その事実を知りながら黙認していた。 沙耶香が「献身的な嫁」として表彰される当日、巨大スクリーンに流れたのは感動映像ではなく、撮影前に姑へ演技を命じる未編集動画だった。そして文江は車椅子を使わず、自分の足で壇上へ向かう。 家族に病気も財産も人生も利用された女性が、自らの声と尊厳、そして「撮られない権利」を取り戻していく逆転と再生の物語。因果応報|嫁姑|認知症2.2万字5 1023 -
完結第14話
ハワイへ行った夫の離婚届
認知症で要介護認定を受けた義父・利光を、自宅で介護することになった美香。 「父さんを施設には入れたくない」と言った夫・直人を信じ、美香は仕事を辞め、義父の介護に向き合ってきた。けれど直人は次第に手を貸さなくなり、介護はすべて美香一人の負担になっていく。 そんなある日、直人は突然テーブルの上に離婚届を置き、浮気相手と1週間のハワイ旅行へ出かけてしまう。しかも手紙には、離婚後も父親の介護だけは続けてほしいと書かれていた。 絶望する美香の前で、認知症の義父が一瞬だけ意識を取り戻したように、ある封筒を差し出す。 「これを、木村さんに」 翌日、介護士の木村愛菜がその手紙を読んだ瞬間、物語は大きく動き出す。 夫に捨てられたと思っていた美香。しかし義父は、ずっと前から彼女を守るための準備を進めていた――。第二の人生|絶縁|介護|認知症|不倫2.0万字5 1089
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