みかん小説
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"車に私の席はなかった" 第5話

「あなた、私は違っていたのかもしれません」

私は写真に向かって語りかけた。

息子をすることと、自分のを差しすことを、私はいつのにか混同していたのです。

けれど、もう終わりにします。

私は部の隅に置いていた古い提げ庫を引きし、ダイヤルを回した。

には私の通帳と実印、そして田舎のマンションの権利が眠っている。

彼らがどれほど巧妙に計画をてようと、これさえ放さなければ財産は奪われない。

私はそれらをつ残らず取りし、キャリーケースの奥くへ慎にしまった。

そしてスマートフォンをに取り、るい画面を静かに見つめた。

まずは、このを支えている私のおの流れを完全に断ち切らなければならない。

私はベッドに腰をろし、元のスマートフォンを静かに操作した。

画面の青かりだけが、暗い畳の部に浮かびがっている。

まずはのオンライン座の管理画面をいた。

このに来てからずっと私が払い続けてきた、気代と代の項目を探す。

引き落としの解除ボタンを、私は迷うことなく指先で押した。

続いて、孫の翔太が通う塾の謝引き落としも止する。

万円という額は、私のから決して軽くはない負担だった。

直哉は最初、「数ヶだけて替えて欲しい」

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と言っていた。

しかし、いつのにかそれは私の座からの自引き落としに変わっていた。

画面に表示された止完の文字を見て、胸の奥がしだけ軽くなった。

に、絵理に渡していた計用クレジットカードの利用を止した。

費や用品のためだと言われ、私は自分の名義の族カードを預けていた。

だが、細には折、見覚えのない級なや美容院の支払いが混ざっていた。

私は波てたくなくて、ずっとそれに気づかないふりをしてきたのだ。

続きの最の確定ボタンを押した、私の指先は微も震えていなかった。

次に私は、メッセージアプリをいて件の宛先を探した。

、私がで緑町役の無料法律相談へった会っただ。

ゆり法律事務所に所属している、佐藤という司法士だった。

私はスマートフォンの画面にゆっくりと文字を打ち込み始めた。

としてした分の理について、正式にめてください」

送信ボタンを押すと、佐藤司法士の落ち着いた声が記憶に蘇った。

彼は私の話を聞き終えたく頷いてこう教えてくれたのだ。

「1200万円ははる子さんの正当な権利です。類は元にありますか?」

私はその言葉に背を押され、今まであの類だけは放さずに守ってきた。

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返信はになるだろうが、正式な続きの第歩を踏みしたことには違いない。

私はスマートフォンをポケットにしまい、部て台所へ向かった。

を打ったように静かで、蔵庫のいモーター音だけが響いている。

コンロのには、私が夕方に仕込んだ根の煮物の鍋が置かれたままだった。

炊飯器の保温ランプが、暗い台所で赤くっている。

私はテーブルのに、あらかじめ用しておいたい封筒を静かに置いた。

封筒のには、直哉に宛てたが入っている。

に席がないなら、にも私の席はないのでしょう」

という言葉から始まるだ。

私はもう、自分を粗末にする族の便利な財布にはならないとき残した。

りに任せていたものではなく、ただ事実だけを丁寧に並べたつもりだ。

彼らが焼肉から帰ってきてこれを見つけた、どううかはもう私のるところではない。

を置き終え、最に流しの周りを拭こうとしたのことだった。

の横に置かれた腰のきな袋が目に入った。

資源ゴミとしてすために、絵理がいつも通販の箱などをまとめている所だ。

そのに、自然に半分に引き裂かれた分沢のあるが捨てられていた。

何かを急いで隠すように、に無造作に押し込まれていたのだ。

私は何気なくそのを引き抜き、るいテーブルので広げた。

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