みかん小説
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"車に私の席はなかった" 第9話

、佐藤司法士に連絡して、理はもういいと伝えよう。

あのもおも、直哉たちが好きにすればいい。

私はこの狭い部で、夫の緒に静かに老いていくだけで分だ。

争う気力すら、今の私には滴も残っていなかったのだ。

涙を拭い、私はキャリーケースのからスマートフォンの充器を取りした。

真っ暗になった画面を見るだけで、彼らからのない言葉をして胸が痛む。

源を入れるに、私は緒に持ちした類の束を畳のに広げた。

提げ庫からした通帳と、あので拾いげた役所の申請産査定だ。

もう見たくないといながらも、私は介護認定の申請の控えをに取った。

京の暗いリビングでは、文字の細部までをしっかりと確認することはできなかった。

私は部の古い蛍灯ので、絵理の几帳面な字で埋められた項目をつずつ目で追った。

申請枚目に、かかりつけ医のを記入する欄があった。

そこには、私が全くらない病院の名がはっきりとかれていた。

『青葉病院 精神科』

その文字を見た瞬、私の瞳から涙がすっと引いていくのをじた。

私はこのつ引かず、自分のくの内科にしか通ったことがない。

青葉病院などという名は、今類で初めて目にしたものだった。

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それなのに、主治医の欄には見らぬ医師の名が堂々とかれている。

度の認症であり、適切な施設への入所が望ましいという所見まで添えられていた。

私は臓の鼓しずつくなるのをじながら、類の付を確認した。

診察がわれたとされる付は、ほんのの平の午になっていた。

私は自分の記憶を確かめるために、キャリーケースから計簿を取りした。

欠かさずにつけている、私の数ない課のノートだ。

該当する付のページをくと、そこには私のさな字で献が記録されていた。

そのは絵理が急な仕事でて、私が孫の弁当を作っただった。

は洗濯物を干し、午からは特売のスーパーへ自転で向かっていた。

私が病院になどっていないことは、この計簿が何よりも証している。

さらに解なのは、申請の申請者代理の欄にかれた名だった。

そこには息子の直哉ではなく、絵理の母親の名が記載されていたのだ。

絵理の実は、京のからほどれた所にある。

なぜ同居している息子を差し置いて、絵理の母親が私の介護申請の代理になっているのか。

役所の窓で、本確認もなしにこんな類が通るはずはない。

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もしかすると、彼らは絵理の母親を私の代わりに仕てて病院へかせたのではないか。

齢も背格好も私と似ている絵理の母親なら、私の保険証を使って受付を通過できる。

私のふりをしてわざと認症のふりをして、医師の診断を騙し取ったとしたら。

これはもう、単なる族内の遇や財産の押し付けいという次元の話ではない。

計画に私を認症に仕げ、公な記録を偽造しようとするらかな犯罪為だ。

直哉がメッセージで送ってきた「の朝には施設のも来る」という言葉。

あれは単なる脅しではなく、彼らが正にに入れた類で既に続きを終えている証拠だった。

私がもし今この類を見つけず、しくの朝を迎えていたらどうなっていたか。

私は本当に度の認症患者として、無を言わさずい施設へ連れられていたのだ。

彼らは私の財産を奪うために、私というの社会そのものを消そうとした。

畳のに落ちた私のは、もう々しく震えてはいなかった。

諦めかけていた私のに、静かでたいりの炎が再び灯るのをじた。

彼らは私の尊厳を奪うだけでなく、公の制度まで利用して嘘を真実に変えようとしている。

私がここで引きがれば、彼らの作戦は全て完璧に成功してしまうのだ。

そんなことは決して許されるべきではない。

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