"7人の妊娠と密封された患者服" 第7話
《KJ-11-317》
横に。
自分の字。
《患者――永久保管?》
松田の目が止まった。
15。
異させられる直。
度だけ気になった記録。
終わった事件だと言われ。
確認来なかったもの。
計を見る。
午1047分。
松田はちがった。
まだ。
つだけ。
けていない所があった。
県警の旧証拠品保管施設は、にあった。
15の事件物品のくはすでに返却や処分続きが終わっている。だが、染性物品として登録されたものについては別の管理台帳が残っていた。
松田は担当職員と共に古い目録を枚ずつ確認した。
午1を過ぎた頃。
指が止まった。
《KJ-11-317》
致した。
《黒部女子刑務所・第3独》
《患者》
《染症関連物》
《真空封緘・永久保管》
「あるのか?」
担当者が端末を検索する。
「2層の特殊保管庫です」
は階段をりた。
奥の棚。
埃をかぶった属製ケース。
管理番号が致していた。
封緘テープも切られていない。
15。
度もけられていない。
条側が作りげた、
《い染症患者だった》
という記録。
そのため普通の証拠品として廃棄来ず、特殊染物として期密封されていた。
皮肉にも。
隠蔽に使われた設定そのものが。
証拠を守っていた。
正式な続きを取り。
ケースを封する。
からてきたのは。
変した患者だった。
201111の午3。
救急隊員が由美を診察するために切りいた。
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松田は袋をつけ。
か所ずつ確認した。
胸元。
襟。
袖。
片方の袖だけ。
縫い目がわずかに裂けている。
「ここ、何かある」
裏と表の隙に。
さな属片が見えた。
ピンセットで取りす。
丸いの物体。
類用のボタンだった。
ただし。
刑務所の患者に使われているものではない。
男性用シャツや礼装で使われるカフスボタン。
表面には。
さく刻印があった。
《T.K》
松田は息を止めた。
条匠。
ローマ字なら。
Takumi Kujo。
偶然で片づけられる。
イニシャルだけなら。
何の証にもならない。
だが。
15から度も封されていない患者の内部に。
なぜ条と致する文字のカフスボタンがあるのか。
松田は直ちに科学鑑定を依頼した。
カフスボタンの縁には、目では分からない微細な付着物が残っていた。
真空状態。
も湿気もない。
保条件は像以によかった。
数。
鑑定担当者から話が来た。
『松田さん、属表面から体由来の試料が取れました』
「鑑定来るか?」
『量はないですが、試します』
条本から採取された検体との比較が始まった。
松田は結果を待つ。
由美へ話した。
「佐藤さん。患者からカフスボタンがてきました」
由美は黙った。
「何か覚えていませんか」
い沈黙のあと。
由美がをいた。
『度だけ……』
声が震えていた。
『薬が完全に効くに、抵抗したことがあります』
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詳しい記憶は途切れている。
ただ。
のに見えたシャツ。
腕を掴まれた。
必に袖を握ったことだけは覚えていた。
『何かがれたような音がした気がします』
松田は目を閉じた。
15。
捨てられず。
洗われず。
誰にも見つからず。
患者の裏に入り込んださな属片。
もし鑑定結果が致すれば。
条の説では。
もう逃げられない。
鑑定結果が届いたのは、朝6過ぎだった。
松田はまだ署にいた。
封筒をく。
属表面に残っていた微量の体試料について、条本とのDNA型比較がわれていた。
複数の型が致。
条本に由来する能性が極めてい。
松田はを握った。
しかし。
まだりない。
弁護側は言うだろう。
条は医務課だった。
常に施設内へ入りしていた。
何らかの理由でカフスボタンが落ち。
から患者に入った能性がある。
苦しい説でも。
完全には排除来ない。
そのの午。
川に本の話が入った。
15。
7が移送された医療施設で勤務していた元医師だった。
『番組を見ました』
老の声だった。
『ずっと保管しているものがあります』
当。
7へわれた医療処置。
その際に病理確認の目で採取され、規定定期保管された組織試料があったという。
通常なら廃棄される。
しかし事件直。
医師は記録に違を抱いた。
7の妊娠がほぼ同期。
移送理由にも自然な点がある。
そこで部の検査用試料を、の確認用として適切な管理に残した。
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