"夫が書いた私の退職届" 第7話
お義母さんの介護も同じよ」
夫はすぐ反論しなかった。事分担表に、自分ができる曜をき始めた。ただし週には残業を理由に度忘れたため、私は代わりにわず、夫自が翌朝対応した。
照子の退院がづくと、浩、奈津子、直、美咲、私で役割を話しった。最初に直が「孫の僕が週末に泊まる」と言ったが、照子は断った。
「あんたは仕事が規則でしょう。泊まりに来ても昼まで寝るなら、私が朝ご飯を作ることになる」
直は言葉を失った。助けると言えば評価されるとい、具体な活を考えていなかったのだ。
訪問リハビリは週回、買い物支援は週回、入浴はすりを設置して自分で試す。通院は回で、最初の回は浩と奈津子が交代する。私は薬表の作成だけ伝い、常の訪問当番には入らなかった。
「妻だけれるのはおかしい」と浩は言った。
美咲が父へ尋ねた。
「お父さんは、お母さんの親が倒れた、仕事を辞める?」
浩は答えられなかった。私の両親が病気になった、夫は仕事を理由に度も同しなかった。
奈津子も、女だからく負担することを拒んだ。彼女には義父の通院と仕事がある。回以は難しいと確にした。
照子は「子どもをも育てたのに」とった。奈津子は、「育ててもらったから会いに来る。
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でも、活を全部返す約束はしていない」と答えた。
誰も気持ちよく納得しなかった。それでも予定表には、できると専職の名がかれた。空を見つけるたび嫁の名で埋める表ではなくなった。
退院初、照子は自宅の廊で歩器をぶつけ、腹をてた。私はをしかけたが、理学療法士が見守るよう図した。
照子は自分で向きを変え、台所まで歩いた。はかかったが、できた。
「あんたが毎いなくても、何とかなるわね」
謝ではなく、し悔しそうな言葉だった。私は「そうですね」と答えた。
退院の自宅訪問では、照子のマンションに予の問題が見つかった。浴の入だけでなく、寝からトイレまでの廊に古い具が並び、夜の歩を妨げていた。
照子は夫の具をかしたくないと抵抗した。理学療法士は処分を命じず、歩器が通る幅を実際に測り、残す物と移する物を照子に選んでもらった。
浩は「全部捨てればい」と言い、奈津子は「お父さんの物だから残して」と言った。照子はを台所へ追いし、自分でつの具を選んだ。
「私が転んでも、あんたたちは責任を取れないでしょう。なら、残す物も私が決める」
型具の移は族だけでわず、業者へ頼んだ。費用は照子が自分の座から払い、見積もりを社から取った。
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以の彼女なら息子へ命じ、息子は私を連れていっただろう。
退院の週は、配サービスのがわず、照子から毎晩苦の話が来た。私は献を作りにかず、別会社の試セットをつ紹介した。照子は自分で選び直し、塩分量の表示がきい会社と契約した。
自とは、何もかもですることではなかった。誰に何を頼むかを本が決め、対価を払い、わなければ選び直せることだった。
浩は母親がで暮らせるほど回復したことをびながら、自分の役割が減ったことには寂しさをじていた。親孝をする息子というまで、母の自と緒に失うようにえたのだ。
退院の役割表は、初から予定どおりにはまなかった。奈津子の義父が体調を崩し、照子の通院へけなくなった。浩は当然のように私へ代わりを頼んだ。
私は仕事の締切があり、休めないと断った。代わりに病院の送迎サービスを調べ、照子へ選択肢を伝えた。料は往復千百円で、待ちがくなる能性もあった。
「族がいるのにを払うなんて」と照子は満を言ったが、予約を入れた。当、運転は乗を伝い、診察も玄関まで送った。照子は帰宅、「息子より運転が丁寧だった」と話してきた。
翌、浩が通院できるにも、照子は同じサービスを選んだ。
息子へ頼めば無料に見えるが、浩がを取り、の予定を変える負担もある。
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