"退職したら、双子を任された" 第5話
隆は私が本気だと分かると、今度は体調を理由に止めた。自分は血圧で、事管理をするがいなくなれば悪化するという。
「薬は自分でめるでしょう。事は料理教か宅配も使える」
「も夫婦なのに、みたいなことを言うな」
私はこれまで、夫の検診予約、薬の残数、塩分まで管理してきた。隆は自分でできないのではなく、私がやる方が楽だったのだ。
週分の献と買い物先をこうとしたが、途でやめた。私がいなくても同じ暮らしを再現できるよう準備すれば、結局は隔で事を続けることになる。
隆には、病院の予約と薬覧だけ渡した。料理は自分で選び、失敗して覚えてもらう。
麻は引っ越しを伝うと言った。彼女は結婚しておらず、母親の老を自分が背負うのではないかと配していた。
「お母さんがへくのはうれしい。でも、向こうで病気になったら私が呼ばれるの?」
私は緊急連絡先、保険証、町の医療関を自分で理し、麻だけを最初の連絡先にしないと約束した。隆、智也、麻のと、勤務先の担当者を登録した。
「子どもがいるから」という言葉は、子どもの活を最初から空けておくではない。私も、自分がされたことを娘へ返したくなかった。
方、智也夫婦は保育園の準備に追われた。
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布団カバー、着替え、名付け。耶は「お義母さんが見てくれるなららなかった物ばかり」と満を漏らした。
私は伝いを断らなかった。ただしだけ、午までと決めた。で名シールを貼り、双子が昼寝しているに送迎分担を確認した。
智也は朝の送りを週回、耶は週回。迎えは勤務を調し、遅いは延保育を使う。隆や私は、緊急の候補であって固定担当にはならなかった。
「族なのに予定表が必か」と智也は言った。
「族だから、言わなくても母親が埋めるとわないために必なの」
名付けの、陸が青いクレヨンで私のブラウスへ線を引いた。耶はひどく叱り、子どもの腕をつかんだ。私は止め、洗えば落ちるから丈夫だと言った。
すると耶は突然、「お義母さんは余裕があるから、そう言えるんです」と泣きした。復職の準備、双子の入園、会社から届く研修資料、計の見直し。眠れないが続き、私がへく話までなった。
私は彼女を抱きしめなかった。代わりに双子を別の部へ連れていき、智也へ妻と話すよう促した。これまでなら、女同士の方が分かるからと私が慰め、息子を免除していただろう。
居から、耶が「あなたは全部、お義父さんと決める」と責める声が聞こえた。
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智也は最初、族のためにしたと答えたが、やがて自分も保育園の準備から逃げていたと認めた。の話は続き、私は別で双子に絵本を冊読んだ。
帰る、耶は汚れたブラウスを弁償すると言った。私は断り、陸に、自分のではなくに描こうと伝えた。境界を示すことと、相を罰することは同じではない。
引っ越し夜、隆は駅まで送らないと言った。私はタクシーを予約した。翌朝になると夫は無言での鍵を持ち、玄関にった。
空港へ向かう、会話はほとんどなかった。りる、隆は封筒を差しした。には万円入っていた。
「向こうで困るだろう」
私は万円だけ受け取った。夫婦の共通座からした引っ越し費用として、領収を送ると伝えた。残りを返すと、隆は顔をしかめた。
「まで儀にするのか」
「曖昧に受け取ると、で帰ってこいと言う代になるから」
夫は何も言わなかった。別れ際もを振らなかった。それでもが発するまで、空港の乗にっていた。
、私は青葉町へ着いた。と聞いて族はいを像したが、町はにあり、脇にがし残るだけだった。
勤務先の図館は、閉した学の部を改修した建物だった。職員は館を含め。私は週、町内の学と保育所、部の集会所を移図館で回る。
初から経験が通用したわけではない。図館で使っていた貸システムとは違い、の運転にも慣れなかった。
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