"「子供3人は全員連れてけ」と言った夫へ" 第15話
4分のポップコーン
「もちろん。きたい学を選んでいいよ」
私が用を返すと、優馬は自分のいた学名を見た。通学できる距ではないから、まいも必になる。私は息子と募集案内をき、受験の程と緒に、学寮の申し込み期も確かめた。
が過ぎ、の模試ではったほど点が伸びなかった。優馬は返却された答案を卓に置き、しばらく黙っていた。
「別のところも考えた方がいいかな」
「先とは、どこで点を落としたか話せた?」
まだだと答えた息子に、私は温かいお茶をした。その晩に志望を決め直す必はなかった。優馬は翌、答案を学へ持っていき、週末には解き直した問題を私に見せた。
になると、仕事部をたに息子の部のかりがついているが増えた。私が戸から声をかけると、優馬は計を見て、「この問題まで」と答えた。私は台所で自分のマグカップを洗い、試験に慌てないよう仕事の予定を確かめた。
学の終わりがづく3、私たちは卓で格発表の画面をいた。
優馬が受験票をキーボードの横へ置いた。番号を確認してから画面をめると、息子のがマウスかられた。
「あった」
私は受験票と画面を見比べた。優馬も同じことをして、それから子の背にもたれた。
「母さん、受かった。
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第1志望」
おめでとうと言った途端、声が詰まった。勉したのは優馬なのに、私が先に泣いてしまった。息子は笑いながら箱のティッシュを押してよこし、自分も1枚抜いた。
学から帰った妹たちにらせると、結が優馬に抱きついた。希は台所のカレンダーに格とき込み、夕に何を頼むかと言いした。
そのに、と優馬が携帯をに取った。
「父さんにも、俺から言う」
私は頷いて、しかけていた皿を卓へ運んだ。優馬はし考えてから文章を打ち、送った画面を伏せた。
夕、息子が返信を見せてくれた。
『格おめでとう。費用の件は母さんと確認する。頑張ったな』
「ありがとうって返したよ」
「うん」
「今は、それだけでいいかな」
私は息子の顔を見て頷いた。お祝いを受け取ったに、これからの付きい方まで決めなくてよかった。
学に必な類を也へ送り、取り決めた負担分を確認した。約束のに入があり、私は確認の返事をした。いやり取りの最に、也は今の義母の通院にも自分が付き添うといてきた。
義母はしい帳へ自分で数字を記入しているという。事のサービスの程も、也が仕事の予定と照らして決めていた。私はその連絡を読み終えると、携帯を置いて優馬の引っ越し用品の覧に戻った。
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休み、優馬の部には段ボールが増えた。寮へ持っていく物を詰めるたび、机の周りがしずつ空いていく。結は棚に残す漫画を見つけて、自分が読んでもいいかと聞いていた。
「いいけど、勝に続きを売るなよ」
「売らないよ。帰ってきたに緒に読むの」
その週末、4で映画を見ることにした。結の泳が終わり、希も部活から戻った夕方だった。私は台所でポップコーンを作り、いつものきなボウルにあけた。
優馬はソファの元に座り、希が持ってきた毛布の端を結が引っ張っている。何を見るかで見が分かれ、予告を見ては別の作品へ戻った。
私はボウルを運び、空けてもらった所へ腰をろした。
「ママもちゃんと選んで」
希からリモコンを渡されて、私はから気になっていた映画を選んだ。今夜は仕事部へ戻る予定もなかった。
映画が始まってもなく、結が声をげて笑った。いつもなら笑い終えたで周りを見ていた娘は、そのまま次の面に見入っている。優馬がポップコーンにを伸ばすと、希もつられて笑いした。
私も元を押さえたが、こらえきれずに声がた。結がこちらへ寄りかかり、私の膝のボウルから両いっぱいにつかんだ。
「まだおかわりある?」
「あるよ。4分、作ったから」
結はしたように頷いた。
私は娘の温かい肩をそばにじながら、続きを見た。
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