みかん小説
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"夫に「姉のふり」を頼まれた日" 第4話

机には婚届ではなく、私名義で作られた《デザイン使用許諾》が置かれていた。

署名欄には、すでに私の名かれていた。

修平のいた署名は、私の字に似せてあった。印鑑は押されていないが、会社へ提する準備をしていた能性がある。私は原本へ触れるに写真を撮り、野へ連絡した。

夫は会社くのホテルに泊まり、話へなかった。会社へ確認すると許諾はまだ提されていない。偽造された類だけで企画が正式にいたわけではないが、修平が何をしようとしたかを示すな資料になった。

父が自宅へ来た。彼は修平から、娘が会社へ弁護士を連れていき、庭を壊そうとしていると聞いていた。私は式典から許諾までの資料を順番に見せた。

父はく黙り、「それでも子どもには父親が必だ」と言った。母はくなり、父は暮らしをしている。自分が仕事ばかりで庭を顧みなかったことを、今になって悔していた。

「父親がにいれば、それでいいの?」

「おで苦労するのを見たくない」

父が守ろうとしていたのは私の幸せではなく、娘が婚して困る未来から自分を守ることかもしれない。私は父へ、婚するかはまだ決めていないが、夫の嘘へ署名する選択はないと伝えた。

その夜、父は修平へ連絡し、話しいのへ戻るよう求めた。

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、夫は帰宅した。謝罪より先に、署名したのは練習であり、提するつもりはなかったと説した。

私は別居を求めた。修平は拒んだが、同じで資料と端末を守りながら産を迎えることはできない。最終に彼が賃貸マンションへ移り、活費を分担することになった。

会社との協議では、私の初期企画の利用を認め、既に社内発表や試作に使った分のデザイン料を支払う方向になった。額は私が普段受け取る料を基準にし、止め料や文学な慰謝料にはしなかった。

顧客向けの提案はに戻り、販売予測を再調査する。修平の昇は正式に取り消され、調査は営業企画からされた。莉奈も直属部から異し、就業規則に基づく審査を受けることになった。

結果を聞いても爽なだけではなかった。修平の収入ががれば、これからまれる子どもの活にも響する。私自も案件を減らしており、すぐ以の収入へ戻れる保証はない。

それでも、将来困るかもしれないという恐怖で、今ある嘘を本当にはできない。私は自分の貯、産休の収入、賃と産費用を計算し、分の活表を作った。

父は表を見て、りないは助けると言った。私は最初から援助を提にせず、本当に必に相談すると答えた。

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父も、夫へ戻れとは言わなくなった。

を迎える頃、会社から最終調査会の程が届いた。産予定だった。オンライン参加も選べたが、修平側は私のな訴えで会社が混乱したと主張し、直接の説を求めた。

私は医師へ相談し、体調を優先して途退席できる条件で席を決めた。逃げたとわれたくないからではない。自分の名で作った仕事について、自分の言葉で話したかった。

会議夜、修平からいメッセージが届いた。

、会社で夫婦喧嘩を終わらせよう》

彼はまだ、問題を私と自分のだけへ戻そうとしていた。

調査会には会社役員、事、報管理、修平と莉奈、川、野、私が席した。修平は冒から、妻が妊娠定になり、夫婦のき違いを盗用問題へ広げたと説した。

事責任者は、私の体調とシステム記録に何の関係があるのか尋ねた。修平は答えを濁し、庭内で自由に使える資料だとったと話を戻した。

私は作成履歴、顧客議事録、試作記録を示した。については否定も説もせず、データだけを系列で並べた。莉奈は業務チャットを提し、修平が数字を変更し、問題には妻へ責任を移すといたことを認めた。

修平は、莉奈が自分を守るため会話を切り取ったと反論した。報管理部は完全なログを保全しており、にもを変える文はなかったと説した。

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