"白いドレスの告白" 第10話
でも、どんなに謝っても罪は消えませんでした」
京子は泣き崩れた。
「結婚が決まった、迷いました。こんな私が幸せになっていいのか。でも両親もんでくれて、田さんも優しくて、逃げるように結婚を決めました。でも結婚式の、同窓たちが美智子ちゃんのことを話しているのを聞いて、耐えられなくなったんです」
いドレスを着た自分。
鏡に映る嫁の姿。
その向こうに、美智子の顔が見えた。
「私はいドレスを着る資格なんてありません。美智子ちゃんを奪っておいて、自分だけ幸せになろうとしていたんです」
京子は顔を伏せた。
佐藤はく息を吐き、静かに言った。
「分かりました。正直に話してくれてありがとうございます」
昭576。
京子は殺容疑で逮捕された。
8越しの逮捕だった。
京子の逮捕は、関係者にきな衝撃を与えた。
夫となったばかりの田誠は、すべてをって言葉を失った。妻が8に親友を崖から突き落としていた。結婚式の直に、その過がらかになった。
それでも田は、すぐに京子を見捨てることはしなかった。
面会ので、彼はガラス越しに京子を見つめた。
京子はうつむいたまま、何度も謝った。
「あなたを巻き込んでしまって、ごめんなさい」
田はい沈黙のあと、静かに言った。
「僕は、何もらなかった。
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でも、あなたが罪を犯したことは消えない。これからは、その罪と向きってください」
京子は泣きながらうなずいた。
裁判が始まると、事件は聞できく報された。
8の失踪事件。
親友同士の伊豆旅。
結婚式で漏れた告。
そして、嫉妬による犯。
検察は、京子が美智子に対して嫉妬を抱いており、旅に誘った点で危険ながあったと指摘した。計画性の無については慎に論じられたが、なくとも美智子を崖へ押した為はな殺、またはそれにい危険性を伴うものだったと主張した。
方、弁護側は、犯は突発なものであり、京子が8罪悪に苦しみ続けたこと、最終に自したことを訴えた。
法廷で京子は、改めてすべてを語った。
「美智子さんのご族に、から謝罪したいです。取り返しのつかないことをしました。どんな罰も受け入れます」
傍聴席には、美智子の両親が座っていた。
母親は涙を流していた。
その目にはりもあった。
しかし、それ以にいしみがあった。
8、娘の方を探し続けた。
誕を迎えるたび、もしかしたらどこかできているのではないかと願った。
それらが、京子の告によって、あまりにも残酷な形で終わった。
昭5711、判決がされた。
裁判は静かに主文を読みげた。
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「被告、田京子を懲役12に処す」
法廷は静まり返った。
裁判は続けた。
「被告はの嫉妬から親友をに至らしめた。その罪はい。しかし、8にわたり罪悪に苦しみ続け、最終に自ら事実を語ったことは、量刑考慮すべき事である」
京子は判決を静かに聞いた。
そしてくをげた。
逃げることはできない。
もう嘘のにきることもできない。
彼女は初めて、罰を受け入れることを選んだ。
京子は刑務所で、毎美智子の名を祈った。
それが償いになるとはっていなかった。
けれど、祈ることをやめることだけはできなかった。
方、美智子の遺骨は京の実へ戻り、族の墓に納められた。
葬儀にはくのが参列した。
8に失われた若い命を悼み、誰もが静かにをわせた。
かつての婚約者も参列した。
彼は墓でく目を閉じ、最にさく言った。
「美智子さん、やっと帰ってこられましたね。らかに眠ってください」
佐藤巡査部も参列し、遺族にくをげた。
「8もかかってしまい、申し訳ございませんでした」
美智子の母親は涙を拭きながら答えた。
「いいえ。真実が分かりました。ありがとうございました」
事件は、くののにいを残した。
嫉妬というは、誰のにもある。
羨ましいとうこと。
自分とを比べて苦しくなること。
それ自体は珍しいことではない。
しかし、そのがを傷つけ、命を奪うところまで膨らんでしまった、は取り返しのつかない形で壊れてしまう。
美智子は、未来を目にして命を奪われた。
京子は、8の嘘と罪悪の果てに、自分のを失った。
1はので眠り、1は塀ので祈り続けることになった。
昭49の同窓会で再会した2の親友。
その旅に起きた失踪事件は、昭57の結婚式で、ようやく真実にたどり着いた。
8の嫉妬がんだ劇は、こうして静かに幕を閉じた。
― 完 ―
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