みかん小説
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"昭和27年、父は町長へ戻らなかった" 第12話

「名町」だけにも、しなかった。

父は町のために働いた。

見落としたもいた。

きを失った。

った。

傷ついた。

働いた。

そして、らなかったものをった。

それで分だった。

先になると、正々、実の庭で薪を割った父をす。

古い作業着。

擦り切れた袋。

斧を握る、まめだらけの

子どもの頃に見た背広姿の町より、最にはその姿の方が父らしくえるようになった。

黒い帳面の最には、まだ数ページの空がある。

は、そこへ自分の名くつもりはない。

父の帳面は父のだからだ。

代わりに、自分の帳面へしい名を増やしていく。

会議で反対された

計画からこぼれた

声をげられなかった

自分には理解できなかった考えを持つ

そのを忘れないために。

そして、いつか自分にも肩きを失うが来る。

その

きがなくなった自分に何が残っているのか。

それを恥ずかしくわないでありたい。

はそう考えていた。

27、公職追放制度が終わりへ向かい、父が再び公職へ戻れるかれた

郎は町へ戻らなかった。

けれど、正にとってはそのこそ、父が初めて本当ので「町を見る」になっただったのかもしれない。

そして父が戻らなかった所へ、息子は父の代わりとしてではなく、自分自で何もかけて歩いていった。

それがにとっての、名誉回復だった。

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