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毎日ラーメンをもらいに来た老人の遺言

毎日ラーメンをもらいに来た老人の遺言

湯気の向こう側 完結 139

夫を亡くし、一人で暮らすさくらのもとへ、毎夕ラーメンを一袋だけ求めに来る老人・源蔵。厳しい冬を案じた彼女は、見返りを求めず一箱分のラーメンを贈る。しかし三日後、源蔵は隣の古い家で静かに息を引き取っていた。 室内で見つかったのは、貧しい暮らしには似つかわしくない巨大な金庫。そして現れた息子夫婦は、父の死を悼むことなく、莫大な財産を自分たちのものだと主張する。 やがて一人の弁護士が読み上げた遺言により、源蔵が数十億円の資産を持つ実業家だったことが判明する。全財産を託されたのは、血のつながった息子ではなく、ラーメンを贈ったさくらだった。だが金庫の奥には、遺産以上に恐ろしい、息子夫婦の罪を暴く黒いファイルが残されていた。

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