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赤いリボンの手紙

赤いリボンの手紙

港町みさ子 完結 0

1994年3月、横浜で10歳の咲と8歳の愛、2人の姉妹が忽然と姿を消した。 学校へ向かう朝、母・みさ子が結んでやった赤いリボン。それが、娘たちを見た最後の記憶になった。数日後、見つかったのは燃えた鞄と、焼け残った赤いリボンだけ。警察の捜査はやがて縮小され、世間も事件を忘れていった。 けれど、母だけは諦めなかった。 23年後、白髪になったみさ子の家の前に、差出人不明の黄色い封筒が置かれていた。中に入っていたのは、次女・愛の字で書かれた一通の手紙。 「ごめんなさい、お母さん」 止まっていた時間が動き出した時、古い孤児院、破られたノート、夫が隠した過去、そして死んだはずの息子の手紙が次々とつながっていく。 娘たちは本当に死んだのか。 なぜ、事件は封じられたのか。 23年間沈黙していた家族の真実が、赤いリボンとともに静かにほどけ始める――。

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