「あんたの帰る場所は、もうここにはないから」 母の入院で家を空けた3日間。 帰宅した佐藤ゆみを待っていたのは、変えられたオートロックの暗証番号と、夫と義母からの追放宣言だった。 しかし、2人は知らなかった。 ゆみがすでに夫の裏切りと、マンション売却計画の証拠を掴んでいたことを。 そして彼女が向かった先は―― 夫と義母が暮らす部屋の、真上の4階だった。 夫の新しい女。 隠された財産。 偽造された書類。 すべてを奪おうとした家族の嘘が、少しずつ崩れ始める。 帰る場所を失った妻が、最後に手に入れたものとは。