みかん小説
本棚
みかん小説 / 職場逆転 / 昭和53年、満員の始発を止めた運転手――その後、坂道で起きた悲劇
昭和53年、満員の始発を止めた運転手――その後、坂道で起きた悲劇

昭和53年、満員の始発を止めた運転手――その後、坂道で起きた悲劇

島風しおり 完結 0

昭和53年7月30日。沖縄の交通が右側通行から左側通行へ切り替わった朝、55歳のバス運転手・新垣清徳は、32人の乗客を前に始発の発車を拒んだ。用意された旧型バスは、乗降口が車道側に開く危険な車両だったのだ。しかし欠便を恐れる主任は、若い運転手にその車を出すよう命じてしまう。やがて坂下から届いたのは、一人の少年が負傷したという知らせ。なぜ危険だと分かっていたバスが走ったのか。清徳は息子や同僚たちとともに、事故の責任と、誰も気づかなかった道路の危険に向き合っていく。

今すぐ読む