社内で無能を装う工藤健太は、裏路地で女上司・白鳥凛香を囲んだ三人の男を十秒で倒してしまう。彼の正体は、海外作戦で救出対象を失った罪悪感から除隊し、力を封印していた元・自衛隊特殊作戦群の隊員だった。 男たちは凛香の父に命を救われた暴力団組長・黒崎の配下で、彼女を守ろうとしていた。凛香は専務・榊原が進める会社売却計画の邪魔となり、暴力団との関係を捏造され、役員会で解任されようとしていたのだ。すべてを知った健太は過去の逃避を認め、今度こそ自分の力で彼女を守ると決意する。 健太、凛香、黒崎は一晩で榊原の資金洗浄、横領、背任、脱税、インサイダー取引の証拠を集める。しかし役員会は榊原派が多数を占め、凛香の解任が先に可決されれば反論の機会を失う。健太はあえて敵が勝利を確信する瞬間まで待ち、役員会で一気に形勢を覆す最後の罠を仕掛けた。